近年工業生産においてlSO9000要求品質システムが重要視されていますが、材料試験機の管理も例外ではありません。
lSO9001では「製品の品質に影響を与える計測機器については、国家的に承認された標準器との間で校正・調整しておく。このような標準器がない場合は、校正の根拠を文書化しておく必要がある。」と規定されています。
1993年に改正された計量法で、経済産業大臣があらゆる計測値について国家計量標準を指定し、一般に製造または使用されている計量機器とのつながりを法的に証明できる制度(トレーサビリティー制度)が作られました。
材料試験機関係では独立行政法人産業技術総合研究所にある力標準機が国家標準となり、その下に国家により認定された企業・団体(校正機関認定事業者)の力基準機が設置されています。
この基準機で校正された力計を用いて各種試験機の校正をすることにより、国家標準とトレーサブルな校正が実施できることになりました。
「前川試験機」大森事業所内の力計校正室は「力計」の校正事業者として、2002年10月に独立行政法人製品評価技術基盤機構の認定を受けました。
これにより国家計量標準とトレーサブルであることが証明されたJcssロゴマーク付の力計校正証明書を発行することが出来ます。
力計の定期校正に、弊社「力計校正室」での校正サービスをご利用ください。